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外国為替証拠金取引って何? |
外国為替証拠金取引とは「外為取引」「外貨取引」「FX」などとも呼ばれ、外国の通貨との両替時の為替差益により儲ける方法のことを言います。
例えば、1ドル=100円のときに1万ドルを買い、1ドル=110円のときに売るとします。
すると、100円×1万=100万円で1万ドルを買うことになり、110円×1万=110万円で売ることになります。この場合では10万円の利益になります。
また、外国為替証拠金取引では、金利の格差によっても儲けることができます。
例えば、金利0.01%の円を売り、金利が5.01%の外貨を買ったとします。この場合は5.01%-0.01%=5%の金利(これをスワップ金利と呼びます)を受け取ることができます。
しかも、外国為替証拠金取引では、証拠金を証券会社に預けることにより、預けた金額の10倍程度の外貨が買えるため(レバレッジ効果)、少ない資金で高額の取引が行えます。
損をするのが嫌な場合は、両替の為替差益ではなく、金利の格差(スワップ金利)によって儲けることをおすすめします。
無料で始められて、商品ももらえる外国為替ゲームもあるので、いきなり実践するのが不安な人は利用してみると良いでしょう。
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外国為替証拠金取引のメリット、デメリット |
・外国為替証拠金取引のメリット
@少ない資金で効率的な投資ができる
投資・資産運用というと、それなりに資金を用意しなくてはいけません。しかし、外国為替証拠金取引は資金の10倍程度の取引ができるため(レバレッジ)、少ない資金で効率的な投資ができます。
A外貨預金に比べて手数料が割安
外貨預金をする場合、1ドル当たり1円程度の手数料がかかります。
例えば1ドル=100円のときに売買をしたとすると、1ドル=101円でドルを買い、1ドル=99円で売ることになるので2円の損になります。
これに比べて外国為替証拠金取引では、手数料が10銭程度しかかかりません。
同じく1ドル=100円のときに売買したとすると、1ドル=100.1円でドルを買い、1ドル99.9円で売ることになるので、0.2円の損ということになります。
要するに、外貨預金では2円以上値上がりしないと儲けにならなっ買ったの対し、外国為替証拠金取引では0.2円以上値上がりすれば儲けになるということになります。
B24時間取引可能
株式投資は平日の昼間にしか取引をすることができません。サラリーマンの人などはその日の値動きを見て売買するということができないわけです。しかし、外国為替証拠金取引なら24時間取引ができるため、リアルタイムの為替レートで取引をすることが可能です。
C資産の分散が可能
日本円以外の通貨で資産を持つことによって、日本円の価値が下がるというリスクに対して備えることができます。
・外国為替証拠金取引のデメリット
@為替の変動リスク
自分の買った値段よりも、外貨の価値が下がれば、下がった分だけ損することになります。
しかし、長い目で見れば、再び価値が上昇してくるはずなので、あせって売らずに長期保有を心がけましょう。
しかし、預けている資金が少ない場合は、追証(証券会社に資金を追加すること)をしないと下がった金額で自動的に売買が行われてしまい、損をすることになります。
レバレッジの倍率を下げれば、このリスクを避けることができます。
極な例を言えば、レバレッジを1倍にすれば、外貨預金とリスクは同じになり、手数料が割安なぶんだけ得をすることになります。
A取引業者のリスク
証券会社(取引業者)の倒産によって預け入れ資金の一部または全額が返還されない可能性があります。
株の場合、証券会社が潰れても投資先の企業が倒産しない限り有効です。
(預け入れ資金はペイオフのため1000万円まで保証されます)
そのため証券会社を選ぶ時は、手数料もさることながら信頼性で選択すること
が重要となります。
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